どうも、ケビン松永と申します。
新卒で大手SIerに就職し、15年間システムエンジニアとしてサラリーマンをやっておりましたが、40歳の時に思い悩んだ末に独立してフリーランスSEに転身しました。
ケビンさん、奥さんと子供3人いて起業するなんて、だいぶ思い切りましたね
よく言われますけど、40歳ぐらいで起業するってわりと典型的なパターンみたいです
私が起業に至った経緯
もともと私は、Twitterでも投資・株クラスタに属しておりまして、そんなに多額でも無いのですが、一定程度の運用益を得ておりました。なので
「よし、自分の資産管理会社を作って節税の真似事をしてみよう」
と思って、自分の会社を設立してみたというのが当初のきっかけです。
最初は自分のハコ(会社)作って遊ぼうと思ってただけw
代表取締役という立場が人を作る
でも、いざ自分の会社を作ったら、これが面白いもんで「どうやったらこの会社の売上を伸ばすことが出来るだろうか」と脳が自然に考え始めました 笑
それで毎日のように副業のアイデアを考えていたわけです。そんなある日、通勤電車でTwitterを見ていたら、全身に稲妻が走り、天啓が降ったのです。
たしか、こちらの猫パイセンのツイートがきっかけだったと思うんですよね
激務な頃には早くリタイアしたいと思うものですが、自分の場合は遊んで暮らして2ヶ月くらいで「飽きた」ので、ここ数年はちょこちょことコンサル案件を個人で受注していますが、週2-3日働くスタイルはこの歳になると結構満足度高いんですよね。
— NKPMとイッパイアッテナ(入院中) (@KPtan2) January 2, 2017
おおおお、最終的にはワイも猫パイセンのように仕上がりたい
フリーランスでSEとかITコンサルの仕事って無いのかな
それで「フリーランス SE 案件」みたいなキーワードでググったんですよ。
そうしたらエージェントのサイトがヒットして、調べれば調べるほど、あれ?これいけるんじゃね?と感じるようになりました。
起業に必要なのはチャレンジする心だけ
自分はサラリーマン家庭の4人男兄弟で生まれ育ちました。
親戚一同見渡しても、起業して自営業になった人は一人もいません。私も世間的には保守的な部類に入ると思いますが、家族の中では異端児扱いです。
でも経済的には今のところ一番成功しています。
同じようなDNAを引き継ぎ、同じような教育環境で育って、兄達と何が違ったかというと1点だけです。
「人生の要所でチャレンジをしてきたかどうか」
本当にそれだけです。
嫌なことを辞める、新しい事を始める、転職をする、チャンスに賭け金積んでみるetc
先が見えない状態で、未来の可能性に賭けて、ポジションを取る。
そして、ポジションが裏目に出ても、死なないでそのポジションから生還してくる。
それができるかできないか
— ケビン松永 (@Canary_Kun) July 10, 2019
地頭とかスキルとかじゃ無いんですね。先行きが不透明な状況で、それでもリスクを取って行動できるたかどうかで、結果が大きく違っています。
悲観論は常に賢く見える
人間も動物ですから、常日頃から生存本能が働いています。
もし、目の前に断崖絶壁の谷があったら、自分が向こう岸まで思いっきりジャンプして渡れるかどうかは、正常には判断できないでしょう。
だから、無意識のうちに自分が飛べる距離を過小評価し、リスクを過大評価してしまいます。
もちろんそれは正常な反応です。そこで死んでしまうわけにはいかないので、しっかりと防衛センサーが働いているのです。
我々は「起業」という言葉を聞くと
24時間ほとんど寝ないで働くんでしょ?
とか
失敗したら夜逃げとか破産とかしちゃうんでしょ?
みたいなイメージがすぐに沸いてきますし、テレビ番組で「起業に失敗して、借金抱えてる元サラリーマン」とか見ると、ちょっと安堵します。
ただそれは、私たちの生存本能がバイアスをかけて見せている「危険な世界」であって、「実際の世界」とはちょっと異なります。
フリーランスエンジニア(SE)の起業はそんなに大変ではない
正直なところ、起業して大変かどうかは、仕事に依るんじゃないかと思うんですね。
「起業してコンビニを始めよう!」
そんな起業は、想像しただけで精神的にも肉体的にも疲弊しそうです。。
でも、クライアント先に常駐するようなシステムエンジニア(SE)やITコンサルが、起業してフリーランスになっても、実際の仕事はサラリーマン時代と大差が無いわけですよ。
起業するのに借金するわけでもなく、身一つで仕事するだけなので事業リスクなんてゼロに等しい。
むしろ、私なんかは管理職時代よりもかなりの範囲の責任が肩から降りて、精神的にも肉体的にもラクになりました。
もちろん起業したことによって、給与計算・請求書作成・経理処理などの事務作業や、次の仕事に向けての営業活動、面談などもあります。
ただ、結局のところは、売上が全てを癒してくれます。
稼げるなら、大変なところをアウトソースすればいいだけの話です。事務処理が嫌いな人なんかは、士業の先生に仕事を丸投げすれば良い。
起業するなら個人事業主か法人成りか
私はビジネス全般が好きで、もともと自分の会社を作って遊ぼうというつもりで法人を設立しましたが、とりあえず簡単に起業したいと考えるのであれば個人事業主をオススメします。
法人を持っていた方が、いろいろと小細工できるというのはあるのですが、売上が最低限でも2000万〜3000万ぐらいは無いと、明確な法人メリットが出せません。
社会保険料が上がっていて、法人が払うべき事業主負担分も増えてますので、事業をどんどん大きくしていく予定がなければ、個人事業主でこじんまりとやれば良いのではないかと思います。
システムエンジニア(SE)やITコンサルが起業する時の留意点
細かいアドバイスを上げようとするとキリがないので、主なところだけ挙げておきます。
エージェントと面談して自分の市場価値を知ろう
まずは自分という商品が1人月どれぐらいで売れるのか確認しておきましょう。
手取り収支のシミュレーションをしよう
エージェントが提示してくる月額報酬は手取り金額ではないですから、ざっくりと概算で手取り収支のシミュレーションをしておきましょう。
個人事業主ですと、特に大きく変わってくるのは国民健康保険料ですね。
多少の貯蓄をしておきましょう(目安:生活費の3〜6ヶ月分)
贅沢を言わなければ仕事はいくらでもあるのですが
それでも、サラリーマンを退職してから最初の案件に参画するまで、1〜2ヶ月ぐらいの空白期間が発生してしまうような事があるかもしれません。
ですので、もし本当に起業をするつもりがあ流のなら、ある程度は貯蓄をしておく事をお勧めします。
キャッシュは最高の精神安定剤です
人には自分でも気づかない能力や可能性があり
誰かの言葉に後押しされて、それを開花させることがある。
– 松岡修造 –