どうも、ケビン松永と申します。
新卒で大手SIerに就職し、15年間システムエンジニアとしてサラリーマンをやっておりましたが、40歳の時に思い悩んだ末に独立してフリーランスSEに転身しました。
ケビンさん、フリーランスを始めるのって大変じゃないですか?
思ってるより大変ではなく、転職の選択肢の一つみたいなものです
フリーランスエンジニア(SE)を始めるのは意外と簡単
もしあなたがIT業界未経験で、これからフリーランスエンジニア(SE)になろうと考えて思っているのだとしたら、そりゃ大変なことです。フリーランスとは傭兵であり、期待されるのは即戦力としてのスキルなので、未経験の人がフリーランスを目指すのはあんまりおススメしません。
しかしながら、普段からIT業界で普通に働いている人だったら、フリーランスエンジニア(SE)になるのは思っているほど難しくはありません。拍子抜けするほど簡単です。
そもそも「フリーランスエンジニア(SE)」と聞くと
- 高い技術スキルを持って
- 自宅で昼夜ない生活をしていて
- PCの周りにはジャンクフードとエナジードリンクの缶が置かれている
- ギークス(オタク)っぽい人
みたいなイメージありますが、IT業界の大多数のフリーランスエンジニアとは
- そこそこ普通のスキルで
- 9時〜17時が定時間帯で
- クライアント先の執務室に常駐していて
- 準委任で1ヶ月仕事すると
- 翌月15日に報酬が振り込まれるSE・エンジニア
というスタイルで稼働しています。契約も3ヶ月ぐらいの単位で更新して、フリーランスというよりも派遣社員という言葉の方が実態に近いかと思います。
だから現役のエンジニアの方であれば、「フリーランスエンジニア(SE)を始める」というのは仰々しい話ではなく、商流と契約形態が変わるというだけの話なのです。
想像している以上にフリーランスエンジニア(SE)はたくさんいる
もし、あなたがシステム開発などのプロジェクトに所属しているのであれば、外注さんとして入っている協力会社の方にヒアリングしてみて下さい。
ヒアリングしてみると実際に所属している会社は、その協力会社から再委託されている別の会社かもしれません。
良いか悪いかは別として、システム開発を中心とするIT業界というのは、ビジネスの特性上から多重請負構造となっております。
ひどいと7次請けとかあるぐらいですので、下請けになってくると個人事業主や一人親方の法人など、フリーランスと括られる曖昧な立場のおじさんがたくさん居ます 笑
他社の打ち合わせとかで名刺交換する際に、列の一番後ろにいる冴えないおっさんが
「すみません、名刺を切らしておりまして…」
と言ってるじゃないですか。
あれは実際に名刺を切らしてる訳では無くて、外部委託の外部委託だったりして、自社の名刺を出せないだけです。#フリーランスしぐさ
— ケビン松永 (@Canary_Kun) July 9, 2019
立場は下でも、収入は元請の役員より上です
いったんフリーランスエンジニア(SE)を始めても再就職できる
なぜだが私たちは漠然と
「フリーランスエンジニア(SE)を始めたら、厳しい世界を自力で生きていかなければならない」
と思ってませんか。実は私もサラリーマンとして働いていた時はそう思ってました。ただ、実際にフリーランスになってみたところ現実はかなり違ってます。
実は自分も前にフリーランスやってたんです
フリーランスで長いことやっていたプロジェクトで、一緒にプロジェクトやっていた会社の役員に誘われて入社することになって、なんか良く分からないけど時代に流されて今に至りますw みたいな話もよく聞きます。
「フリーランスを始めると後には戻れない」
と考えると身構えてしまいますが、実際にはフリーランスは転職先の一つのようなもんなんですね。ジョブホッピングの一つとして捉えるのであれば、気楽に始めても問題ありません。
売り上げがすべてを癒す
フリーランスエンジニア(SE)というキャリアを始めるのに、気にしなければいけないのは1点のみ、それは仕事があるかどうかだけです。
そして、クライアント先常駐スタイルのシステム開発に限って言えば、仕事は本当にいくらでもあります。この人手不足は慢性的で業界の構造問題です。
実際問題、システム開発界隈のフリーランスでは、仕事が無いという理由でひもじい生活をしている方には会ったことはありません。
デザイン関連とか、マーケターとか、ブログアフィリエイターとか、ランサーズで低スキルなタスクやってる方で、大変そうな方は見かけます…
だから、一つの会社での出世を志していないのであれば、そんなに深刻にならずにフリーランスエンジニア(SE)というキャリアを始めるのも悪くありません。
フリーランスエンジニア(SE)の始め方ポイント
・フリーランスというよりも派遣社員という言葉の方が実態に近いのでハードルは低い
・転職/再就職と近い関係にある
・まず仕事ありき。売り上げがすべてを癒す
人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。 - ヘレン・ケラー –