どうも、ケビン松永と申します。
新卒で大手SIerに就職し、15年間システムエンジニアとしてサラリーマンをやっておりましたが、40歳の時に思い悩んだ末に独立してフリーランスSEに転身しました。
ケビンさん、転職は考えなかったんですか?
考えたし、いまだに選択肢としてはあるよ
普通のSEが転職ではなくフリーランスを選ぶまで
私は、割と保守的なサラリーマン家庭に育ちました。
自分の父親はメーカー系のエンジニアでしたが、朝から晩まで仕事をして、出世を果たして役員にまでなりました。
50代中頃でグループ会社に転籍し、一番最後はグループ会社の専務でそのキャリアを終えました。父はいつも、自分が起きる前に家を出て自分が寝た後に帰ってくるので、平日に親父と顔を合わせた記憶がありません。
そんな家庭に育ったものですから、もともと自分も保守的な思考で、学生時代も留学とか起業とかも考えたこともなく、気がつけば【ザ・日本企業】という会社でサラリーマンをやっていました。
それでも一応、自分なりのプライドもありますから
親父よりは偉くなりたい
という気持ちがありまして、新人の時から、ちゃんと仕事して評価をされ、順調に出世していこうという考えを持ってキャリアを積んで参りました。
当然ながら転職についても1度も考えたことはありません。旧来の日本企業では、新卒生え抜きであるというのは出世の第一条件ですから、転職をした時点で出世レースからは抜ける事が確定してしまいます。
転職をした時点で、親父より偉くなれない事が確定してしまうと思ってた
もっとも、それまでの会社でのキャリアを振り返ってみれば、かなり順風満帆でしたので転職を考える必要もなかったです。
高い評価を得て、最短ルートで出世の階段を登り、幹部候補としてMBA的な選抜研修を受け、海外での経験も積ませてもらって来たので、そこそこ自分のキャリアには満足をしていました。
給与もすごく高いわけではないですが、それでも日本の平均年収を考えれば、上位の収入をもらっていたと思います。
ただですね。
【ザ・日本企業】の出世競争はここまではスタートライン。40歳、部長職ぐらいからの10年間でどこまで登れるかなのです。
そして、私はその時点で自分から出世競争を降りる決断をしました。
フリーランスか転職か…シミュレーションを重ねる
とは言っても、根は保守的な私ですから、身の振り方はだいぶ慎重に考えました。
フリーランスが高収入と言っても、仕事が取れなかったらどうしよう
専業主婦と子供3人抱えていて路頭に迷うわけにはいかない
そして、毎晩のように唸って考え抜いた結果、素晴らしいアイデアが閃きました。
フリーランスと転職の両建てで行こう
私が思いついたフリーランスと転職の両建て作戦はこうです。
- まずフリーランスにチャレンジをしてみる
- 3ヶ月〜半年〜1年と続けてみて、収入が増えても生活費は増やさないで貯金する
- ヤバイ!仕事がない!となったら、貯金で食いつなぎながら、すぐに転職に切り替える
もう出世を狙っているわけじゃないから、フリーランスで良い案件を渡り歩いていくのと、転職でジョブホッピングしながら、景気の良い業界を渡り歩いていくのと、あんまり大差ないんだな。
フリーランスと転職、両方のエージェントに登録
ですので、エージェントの登録と面談は、フリーランス・転職のそれぞれで行いました。
幸い、IT業界の技術職は実力主義の傾向が強く
- どういったプロジェクトで
- どういったポジションで
- どんな成果を出してきたか
ということが評価ポイントとなるため、業務履歴書上は転職歴でもプロジェクト歴でも大差はありません。
無職の期間があまりに長いと評価落ちるとは思いますが、少しぐらいデフォルメしてもバレないだろうし…
フリーランスの案件サイトと転職サイトを常にチェック
フリーランスに転向して、イキっているような素振りを見せている私ですが、やっぱり先行きは不透明だし、不安は不安です。
だから今も常に
- フリーランスでどんな仕事の需要があるのか
- 転職だったらどんなポジションがあるのか
ということをチェックしています。
需要が強そうなスキル・ポジション・業界の情報を仕入れておくことで、漠然とした不安がなくなり、自分の今後伸ばしていきたいスキルや、ポジショニングが見えるようになってきます。
若い人に伝えたいこと!
「うまくいってる時や安定している時にこそ、いつでも逃げられる準備をしておくことが大切と思います」いつでも逃げられる準備をしておこう|とくさん @nori76|note(ノート) https://t.co/UiRmOQBgyb
— とくさん (@nori76) December 19, 2018
人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だよ。- チャールズ・チャップリン –