どうも、ケビン松永と申します。
DMMオンラインサロン「近未来予想図」では、少し先の未来はこうなるのでは?ということを自由にブレストしながら、未来予想をエンタメとして楽しむ人が集っております。
来月の #近未来予想図 の未来予想イベントは、コロナ禍を見据えた上で、ポストコロナの世界がどう変わるのかを想像します
1週間先も見通せない状況ではありますが、それでも未来に希望を持って光を照らして行きましょう
リアルタイムの情報収集にも役に立つサロンです!https://t.co/HehT23wWov
— ケビン松永 (@Canary_Kun) March 26, 2020
4月テーマ 「新型コロナウイルスが変える日本」
今月は、アフターコロナの日本はどう変わっているのか?というテーマについて、サロン内で未来予想を行っております。
いろんな切り口があると思いますが、私は学校教育にスポットを当てて考えてみることにしました。
コロナウィルス禍により、3月2日から突然に始まった長い春休み。そして4月に入っても学校は再開されません。おそらく最低でも、GW明けまではこの状況は続くことになるでしょう。
親も頑張ってはおりますが、我が家の小学生はiPad・YouTube三昧です。学習塾などは、オンラインでの授業を配信してはいるものの、なかなか厳しい状況が続いております。
韓国ではオンラインで新学期を開始するらしいですね。
韓国の学校、オンライン授業で新学期 端末貸与も
【ソウル=恩地洋介】韓国政府は31日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小中高の新学期の授業をオンラインで始めると発表した。4月9日に高校3年生と中学3年生の授業を始め、下旬からは小学校に広げる。対象となる生徒は約540万人で、パソコンやタブレット端末がない低所得の家庭には学校や国が貸与する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57464680R30C20A3FF2000/
一方の日本の学校教育は、今回のコロナ禍で対応が非常に遅れている分野の一つであると言えるでしょう。
コロナ禍が終息したらどうなるか
今回のコロナ禍が終息したとしても「次に同様のことが起きたらどう対応するか」という反省は大きく残ります。
そのため、学校教育の在り方についてはBCPの観点からも広く議論され、教育のオンライン化が推進されると考えます。
「またコロナ起きたらどうするんですか?」
正直、この大義名分は強いと思うんですよね。これを言われると誰も言い返せない。だから、予算も付くだろうし、今までは否定的だった反対派もしぶしぶ認める事になるだろうなと思うわけです。
まずは基礎的な授業の動画化から始まる
学習塾でも急ピッチに授業の動画化が進められておりますが、まずはインプット中心の基礎的内容の動画が整備される事になると考えます。
学習指導要領に沿ったインプット基礎的な授業なんて、そんなにバリエーション必要ないと思うんですね。
ぶっちゃけ日本で一番授業のうまい先生の動画が、1年生〜6年生までの各教科で一式揃っていればOKで、あとは日本全国でそれが見られればいいのです。
学習内容も、そこまで変わるわけではないので、いったん授業を動画化してしまえば、1年経っても別の学年の子供で繰り返し活用できると思います。
NHK教育が頑張って動画作って、オンデマンド配信してくれたら良いのかな
第2段階はサテライト授業
次の段階としては、授業を「オンラインでも」受講することができるという学校が出てくるのではないかと思います。
公立校でその環境を整備するのは時間が掛かるでしょうから、おそらく先陣を切るのは先進的な私立校になるでしょう。
この段階では、先生による授業を聞くだけでなく、グループ討論への参加、クラス内での発表などもオンラインから参加できるようになる事をイメージしております。
そして全面的なオンライン授業へ
サテライトで過不足なく授業に参加できるようになれば、別に通学しなくても良くないですか?というところまで行くのは難しくないと思われます。
もちろん学校というのは、授業だけが目的ではなくて、一緒に切磋琢磨できる素晴らしい友人と出会うという事もあるとは思うのです。
まあ、そんな心持ちで、都心の親御さんたちは
(1)素晴らしい友達に恵まれる
(2)情熱を持って指導してくれる先生に出会う
(3)恵まれた環境で課外活動に打ち込む
(4)大学受験で志望校に受かるということを目指して、我が子の塾の送り迎えをされてるんだと、このように理解しましたがいかがでしょうか
— ケビン松永 (@Canary_Kun) January 14, 2018
しかしながら皆さん…。
皆さんも、普段はTwitterで一緒に切磋琢磨(?)しながら、たまのオフ会で親交を深めるという事を自然にやってますよね。
なので、イベント時だけどこかの場所に集合する事もあるけど、普段の授業などは家から参加するという事になっても不思議ではないとも思うのです。
学区が取り払われる影響はかなりデカイ
この全面オンライン授業というのは、社会に与えるインパクトはけっこう大きいと思っております。
私は地元の県立高校出身で、その地域ではトップ進学校でした。周囲に優秀な私立校もなかったために、勉強ができる子は、みんなそこに行くという文化が出来上がってました。
ところが、最近、母校の最近の状況を調べてみると、だいぶ凋落しているらしいのです。調べてみると、どうやら県内の高校の中で学区の撤廃があった影響のようでした。
学区を越えて高校を選んでよいとなった結果、超優秀な子はこれまでは学区外だった県立高校を選ぶようになったため、県立高校の間でも競争が激化する事態に発展する事に。
できる子はどんどんトップ校に集まるようになるので、今まで学区という規制で守られていた2番手クラスの高校からはどんどん人材が流出していき、自分の母校は、その流れで凋落していったようです。
オンライン授業校には全国から優秀な生徒が集まるかも
全面的なオンライン授業が可能な学校は、物理的な立地による制限がありません。ですので、地方の優秀層を一斉に引き付けることが可能になると思われます。
先進的なオンライン授業をしていて、通学に物理的な制限がなく、優秀な生徒が集まる学校があったら、ものすごく人気が出ます。
しかも、教室という物理的な制限がありませんから、普通の学校に比べて定員を増やす事も容易でしょう。大きくスケールできます。
制限が撤廃されるということは、つまりは規制緩和であり、その自由化されたマーケットで始まるのは学校間の競争の激化です。
人気のある学校はますます人気が集中し、時代に取り残された学校は廃れるという流れが加速する未来しか見えません。
学校が立地に捉われなくなるとどうなるか
以前、こんな記事を書いてみました。
この中で、「将来的には、郊外に住むという人も増えてくるのではないだろうか」という内容を書いてみたのですが、非常に共感するという感想も寄せられる一方で
興味はあるけど、子供の学校があるので…
子供が大きくなったら
という声も多く寄せられました。これまでは、家族持ちが住む場所を決めるにあたっては、学校の立地というのが大きなポイントとなっていたわけです。
だから逆に言うと、学校がオンライン授業となり、その立地が重要ではなくなったとすると、人々が住む場所を考えるときの自由度が飛躍的に高まるようになるかもしれないと想像しました。
新型コロナウィルスが学校教育に与える影響まとめ
まずは基礎的な授業の動画化から始まる
次にサテライト授業が整備される
さらに全面的なオンライン授業校が設立
優秀層を巡って学校間での競争激化
郊外・地方に住む選択肢が広がる
近未来予想図、ますます盛り上がってます
サロンには個性あふれるインフルエンサーにも多数参加してもらえてまして、コミュニティにも厚みが出てきてます。
メンバー68名のこじんまりしたサロンなのに、参加者している方の個性が強烈で
コーディネーターの私とのらえんもん先生は、戦々恐々としております
・山本一郎さん
・ヨッピーさん
・てっどさん
・すぎぽさん
・オイルキングさん
・田端信太郎さん←New#近未来予想図https://t.co/HehT23wWov— ケビン松永 (@Canary_Kun) March 13, 2020
社会人生活を続けていると、どうしても職場と会社の往復になり、なかなか人間関係も広がっていきません。
ぜひこの機会に、近未来予想図サロンを『サードプレイス』として、共に遊んで行きましょう。
あなたのご参加を心よりお待ちしております!