どうも、ケビン松永と申します。
DMMオンラインサロン「近未来予想図」では、少し先の未来はこうなるのでは?ということを自由にブレストしながら、未来予想をエンタメとして楽しむ人が集っております。
来月の #近未来予想図 の未来予想イベントは、コロナ禍を見据えた上で、ポストコロナの世界がどう変わるのかを想像します
1週間先も見通せない状況ではありますが、それでも未来に希望を持って光を照らして行きましょう
リアルタイムの情報収集にも役に立つサロンです!https://t.co/HehT23wWov
— ケビン松永 (@Canary_Kun) March 26, 2020
5月テーマ 「学校教育の未来について」
今月は「学校教育の未来」というテーマで、サロン内で未来予想を行っております。
緊急事態宣言も5月末まで延長となりまして、学校の再開もまだまだ不透明な状況が続いております。
リモートワークで自宅で仕事しようと思っても、保育園・幼稚園・学校が休みで子供が家にいると、日中は仕事どころじゃありません。
保育や教育の仕事が、親に寄せられとるがな
オンライン授業ってぶっちゃけどう?
私は4月の未来予想イベントで、オンライン授業の可能性と、それが社会に与えるインパクトについて考えてみました。
コロナ禍による影響で、先進的な学校ではオンライン授業が続々と立ち上がっております。
我が家の小学生たちが通う公立の学校ではオンライン授業はまだ始まっておりませんが、塾では動画やZoomを使った授業がスタートしました。
実際にオンライン授業が始まって、その様子をみていると、オンライン授業も万能ではなくデメリット・限界も感じます。
小2の息子ののオンライン授業のカオスぶりを見てて痛感したこと。
たぶん、普段の教室で先生の説明だけで作業に入れる子は、よくて5人くらい。それを周り席の子達がまね、またその周りの子がまねて、やっとなんとかなってたと推測。だから他の子の手元が見えない遠隔だと、作業に入れない子続出(涙)
— Kw (@kw_mtl) April 26, 2020
我が家の小学生達も、塾から配信されている動画を見ているだけでは、何をやったらいいかが分からないし、集中力も続かないといった感じでした。
ここ1ヶ月ほど子供の勉強を見てるマンとしては
「子供の年齢(学年)・素養によって自宅学習の難易度はかわる」
「低学年ほど学校の意義が大きい」
「オンライン学習界隈、大人がデキナイ事を子供にはやれるという、想像力の欠如した大人ホント多い」
というのを凄く実感したりしてる。— momo (@momozou) May 6, 2020
塾の授業動画を見て問題をやるというのも、小4の息子は何をどうすればいいのか分からない感じでした。
小6の娘でギリ成立してるぐらい— ケビン松永 (@Canary_Kun) May 6, 2020
現状のZoomベースの通話アプリでオンライン授業をやると、黒板や先生の顔は見えますが、双方向性にも欠けるし、何より生徒同士で相互補完するようなコミュニケーションが取れません。
学校の意義とは相互学習にあるのではないか
「学校って何のためにあるんですか? 塾や家庭教師では代替できないんですか?」
という突き詰めた極論を自分にぶつけてみても、やっぱり学校には存在意義があると感じるんですね。
その存在意義が何なのかを突き詰めて考えると、それは「相互学習」なのではないかと思い始めました。
個人競技だって集まって練習する
水泳や柔道やテニスみたいな個人競技だって、練習する時は集まってやりますよね。
それは、1人で練習するよりも、集まって練習した方が上達するからなんだと思うんですが、その利点を書き出してみると
- 人が頑張っているところを見てモチベーションが高まる
- 自分の実力・ポジションが見えてくる
- 上手い人を真似することで上達できる
- 他人の失敗から学べる
といったところになるのではないかと思います。
学校での活動も相互学習が不可欠
スポーツでの事例と同じように、学校における勉強や集団での活動においても、同じことが言えるのではないかと考えました。
先生による授業も大事ですが、さらに大事なのは生徒同士のインタラクションによる相互学習であり、勉強だけでなく、集団生活での振る舞い、リーダーシップなど、非常に幅広い社会経験が学校にはあります。
他人の経験から学べるかどうかが重要
「とりあえず、なんでも自分でやってみる。行動力が大事」
という考えはその通りだとは思うのですが、私がもっと大事だと思っているのは
- 他人の経験から学べる
- 尊敬してない人からも学べる
というところでして、「気に入らないけど結果出してる人」から「気に入らないところ」だけフィルター掛けて「結果出してるところ」だけ学べるようになると最強だと考えてます。
どんなに頑張っても1人の人間が経験できる範囲というのは限られている訳ですよ。
だから「自分で経験する」というのも大事ではあるのですが「他人の経験から学べる」というところは圧倒的に重要な要素なんだと思うのです。
オンラインにするだけではたぶんダメ
コロナ禍をきっかけとして、授業のオンライン化が強く叫ばれるようになりました。
仮に一旦コロナが収まったとしても、第二、第三の波が来る可能性がある。その場合に備え、6月末までに全府立高校がオンライン授業可能となるよう大号令をかけた。やり方は各校の実情に合わせて自由。媒体の種類も自由。各校の裁量。但し、結論を決め、財政は府が責任をもつ。 https://t.co/FzV4HBxDti
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 6, 2020
しかし、現在の通話アプリは、どうしても1対1の電話の延長線上にあって
- ふらっと立ち寄って雑談する
- 複数人で会話する
- 他人の会話を遠目から見聞きする
みたいなことはできません。ここは今後のイノベーションを期待したいです。
なんだかんだ、Zoomなどのアプリは、1on1のコミュニケーションをベースに設計されてるので
設計思想の段階からn対nのコミュニケーションを指向したサービスを期待 https://t.co/pq3d4W97Ac
— ケビン松永 (@Canary_Kun) May 6, 2020
そして、(家庭教師や塾と比較した場合の) 学校教育の存在意義は、先生から生徒への一方通行の授業ではなく、生徒同士のインタラクション・相互学習にあると考えます。
なので、学校教育の未来を切り開いていくにあたっては、いかに生徒同士で相互学習を促進させるかを念頭に置きながら設計を行っていくべきです。
それを理解しないで、今の授業をとりあえずオンライン化するだけだと「小島よしおのおっぱっぴー小学校」に負けてしまい、その存在意義を失っていくことになるでしょう。
多忙な先生の皆様に無理言ってスミマセン。。
学校教育の未来についてまとめ
・他人の経験からも学べるのが集まって学ぶことの利点
・学校の存在意義は生徒同士のインタラクションにある
・生徒間の相互学習を促進する設計が行えるかがポイント
・おっぱっぴー小学校が人気らしい
サロン内の話題をピックアップしてnoteに書いてます