自分の英語スキルを数値化するのは難しい
グローバル人材をめざす人のための英語勉強法 第1回:勉強前の7つの心構え
で書いておりますが、モチベーションを保ちながら英語の勉強を続けていくには、できるだけ定量的に勉強やスキルを管理していけると良いです。
しかし実際には、自分の英語スキルを数値化するのってけっこう難しい。
まあ、TOEICの点数を自分の英語スキルを表す数値だと思っても良いんですけど、TOEICは英語力の初級〜中級の実力を評価するテストなので、800点を超えてくるぐらいから少しづつ解像度が悪くなってきます。
英語の実力を正確に測る方法
しかーーーし、非常にお手軽で、かつ初級から上級レベルにおいても、英語の実力を正確に測定できる使える方法があります!
その方法とは「ボキャブラリー数」を測定する方法です。
試しにリンク先の「test your vocab」で測定してみて下さい。
本当に簡単です。知っている単語にチェックを入れてクリックするだけです。3分で終わります。
3ページ目にアンケートがありますが無視してもOKです。
ボキャブラリー数はどれぐらいあれば良いのか
数年前に、グロービッシュという言葉が流行ったのを覚えていますでしょうか?
英語を母国語としない外国人が、仕事で英語を使っていくぐらいなら「使用頻度の最も高い英単語1500語ぐらいを使っていけばOK」と提唱されている考えです。
ところがこのグロービッシュ、自分が書く・話すだけであれば、1500語で良いのかもしれませんが、そうは問屋が卸さない。相手がグロービッシュを使ってくれるとは限りません。
もうね、知らない単語や表現なんて、何回聞き返したって聞き取れません。だって知らないんだもの。
英語圏は何回質問しても良いとか言うけど、Pardon me? ってずっと聞き返していたら会話が成立しません。
例えば、CNNの記事を読む場合はどうでしょう。
1500語ぐらいのボキャブラリー数だとカバー率は85%ぐらい。
お、けっこうイケるじゃないか!?と思うじゃないですか。
・・・実際にはムリです。100ワードの文章読んで、15ワードも辞書引いてたら全然読み進まないし、読み飛ばしてたら内容もチンプンカンプンです。
どんなに最低限でも、カバー率95%の4000語はないと読むのは難しいし、しっかり内容を理解するにはカバー率98%の8000語は欲しいところです。
ちなみに、自分が先ほどボキャブラリー数をテストしてみたところ「8480」でした。
最近…ちょっと英語を使う場面から離れておりまして。。本当は9000は軽く超えていきたいところです。
元同僚で、20年以上海外で暮らしていた方は 13000ぐらいを叩き出していました。正直、日本に生活や基盤のある人で、10000を超えていくのはなかなか厳しいと思います。
ボキャブラリー数は言語力そのものである
それでは、英語ネイティブのボキャブラリー数はどのぐらいなのでしょうか。
英語圏ネイティブが持つボキャブラリー数
- 中学生:19,500語
- 高校生:22,000語
- 成人 :26,000語程度
また、別の記事によると
- 大卒 :30,000〜40,000語
- MBA :70,000語
とかいう世界に突入してきます。
だから、グローバルビジネスの最前線で、ガチンコの議論を戦わせようと思ったら、最低限10,000語ぐらいは身につけなければいけないですし、究極的には英語ネイティブと英語の土俵で戦おうと思ったらダメなんです。
どうやったらボキャブラリーは身につくか
これは本当にアレなんですけど、英語ネイティブのエリート達も、大学入学試験や就職の面接に向けて、単語帳をめくってボキャブラリーを増やしていると聞いています。
だから日本人だって、ボキャブラリーを増やそうと思ったら、シコシコ単語帳を睨むのが速いです。
私は、iPhoneのアプリで使えるキクタンシリーズでボキャブラリーの強化をしてたりしましたね。またやらなきゃね…
キクタンTOEIC(R) Test Score 990 ~聞いて覚える英単語~
さてさて、みなさんもぜひボキャブラリー数をテストしてみて、ブログのコメントや、Twitterのリプなどで共有してみてください。
一緒に切磋琢磨して参りましょう!